明月、梅ケ濱(餌木)

8 明月、梅ケ濱(餌木) ?社 日本

この餌木は95歳で他界した、祖父から譲り受けたもので、譲ってもらった時に既に「こんなもん古いからあかんで」と言われ使わずに、しまい込んであったもの。胴体は、桐の木でそれも節目を上にして削り出しで作ってある。重りには何と、通貨が使われており2本の細い竹製のペグで留めてある。 通貨には「寛永通寳」と書かれている事から、江戸時代に作られた餌木である事が解るが、この時代にウェイトを調整する為に通貨の枚数を即事に変えられる様に設計されている。細い竹ペグを抜くと簡単に通貨(オモリ)を剥がす事が出来ると言う優れ物です。 鉤は手で曲げた様な跡があり、焼いた竹ひごの先に取り付けられている。 胴体の腹側に(明月)と、もう一方(梅ケ濱)と書かれているが、おそらくこれが商品名で、一体この時代に誰がこの餌木を作ったのか興味をそそられる。 実際に使ってみると、現在市販されている餌木と大差は無く充分使う事が出来た。 最近のアオリイカのエギングブームで一度試してみたくなり、去年遂に見えイカ1匹をGETした。新型の餌木を開発しているメーカーさんに一言。「昔も今も餌木の基本は変わりませんヨ!」



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