ラパラCD12

1 3本フックのカウントダウンラパラ[12cm] ラパラ社 フィンランド

海のルアーマンに限らず、ラパラを知らない人はいないでしょう。
ラパラ社はフィンランドのメーカーで、その昔、ラウリ・ラパラ氏のハンドメイドルアーが世に認められ、やがては世界のルアーメーカーになった事は余りにも有名は話です。数十年経った今でも、ラパラの人気は衰えていません。特に、ベイエリアのシーバスフィッシングにかかせないのが、このカウントダウンラパラではないでしょうか? 俗に、CDラパラと呼ばれているカウントダウンラパラのシリーズは、3cm、5cm、9cm、11cm、13cmがありますが、このラパラは12cmでなんと、フックが3本も付いています。
私の部屋に遊びに来た人に、「松浦さんは、こんなルアーを何処で買ったの?」と聞かれますが、実はこのルアーは買ったものでは無く、あの中井戸嘉彦氏にいただいたものなのです。中井戸氏と言うと、初の釣り番組、読売テレビのイレブンフィッシングで、服部名人と共に永年にわたって大阪支部長を務められた方で、釣業界に残された功績は大きく、その中井戸氏の自宅に遊びに行った時に、中井戸氏が「オレはもうルアーはやらんから、松浦君にやるよ」と言われ、ご愛用のミッチェルのリールとアムコのショルダー式ルアーボックスをいただいたのですが、その中に入っていた物でリップに打ってある刻印には、<Rapara Countdown FINLAND>と書かれています。間違い無く、シンキングタイプで当時のラパラ社のカタログにも載っていない事から、試作品かもしくは、少量生産のまま終わってしまったモデルと思われます。後から思えば、中井戸氏が亡くなる前にこのラパラについてもう少し聞いておけば良かったと思っています。



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