探検釣行記 海外編
ニューカレドニア 島沖


ヌーメア国際空港

ホテル前

美しいマジェンダビーチ


ニューカレドニアは、南半球にあるフランス領の島で、数年前「天国に一番近い島」で有名になった島です。日本からの直行便があり、東京・大阪から9時間半程で、ニューカレドニアのヌーメア国際空港に着きます。南半球にある為、日本と気候が全く逆になります。ニューカレドニア島は、貿易風の直下にあり一年を通じて風が強く、‘風の島’とまで呼ばれています。島の面積は、日本の四国くらいの大きさで、島の中での移動はレンタカーか軽飛行機が便利です。ガイドシステムは、ホテルに依頼するよりも個人でコンタクトを取った方が良いと思います。(値段的にも安い)通貨は、ユーロでは無くパシフィックフランが使われています。


ソルトウォーターフライ

ボーンフィッシュタックルと美しい貝殻

沖合いに点在する無人島


ニューカレドニアのフィッシングと言うと、殆どがトローリングとボトムフィッシングでしたが、最近はトレバリーのキャスティングやジギングが出来るチャーターボートも増えつつあります。しかし、トレバリー専門に狙うのであれば、島の北部が良いでしょう。又、以外に知られていないのがフラットのボーンフィッシュで、最近はオーストラリアのフライマンが来て、何と6ポンドクラスのボーンフィッシュを釣っています。私がチャーターしたボートは、48フィートのトローリングボートでキャプテンは、ヌーメアフィッシングチームのジョージ氏です。彼は、H.I.B.Tの出場経験もあるベテランキャプテンです。キャプテンと相談の上、船中4日間でトローリングとジギング、それにトレバリーにフライフィッシングとあらゆる釣り方を試そうと言う事で、モーセル港を出港しました。出港して1時間程走った所で巨大なトリヤマに遭遇し、トリヤマの中にボートごと突っ込むと、行き成り流していたトローリングロッドにダブルストライク。10キロクラスのキハダの奇襲に合いました。魚探のモニターを見ると故障?かと思う程、魚の影が写っています。そこで、エンジンを止めジギングに切り換える事にしましたが、キハダの総攻撃でノックアウト状態。結局、この日は5キロ〜30キロのキハダの入れ食いを堪能しました。夜は、ラグーンの中でアンカーリングし、翌日はリーフ際のプラッギングでトレバリーを狙う事にしました。しかし、翌日は朝から風が強く波も高いので、あまりリーフに近づけないとの事。それでも私は200グラムのポッパーを使い、リーフ際を狙う事にしました。(実際にはリーフよりかなり離れていた)所が、魚影が濃いのかスレていないのか、一投目からヒット。しかし、一匹目は波の為ボートが近づけず、あっけなくライングレイク。しかし、それからも立て続にヒット、トレバリーの他にバラフエやアオチビキ等が頻繁に食ってきました。おそらく、この様な魚が入れ食いなのは場所が荒れていない証拠と言えるでしょう。あまりにもヒットが多いので、今度はフライフィッシングで狙ってみる事にしました。風が強くフライも大きいので12番のシューティングヘッドを使いましたが、ここのリーフ際は日本では考えられない魚影の濃さでファンシーなフライにバラクーダやイソマグロ、それに日本では滅多に釣れないコビアまでヒットして来ます。しかし、根ずれでのバラシやシャークアタックも多く、取れた魚は5分の1位だったと思います。3日目、4日目も同じ様に入れ食いを堪能しましたが、そろそろ体が限界に・・・。ボートから降りてから帰国するまでは、ショアーからのフライフィッシングを楽しみました。ニューカレドニア島には、幾つものクリーク(入り江)があり、フラットのサイトフィッシングを楽しむ事が出来ます。滞在5日目、早朝から島の東にあるマジェンダビーチでフライフィッシングでボーンフィッシュを狙う事にしました。しかし、風が強くて水面にさざ波が立ってしまって、ボーンフィッシュの姿を確認する事は出来ませんでした。しかし、このマジェンダビーチは、入り江と珊瑚の砂が大変美しく、日本で見られない美しい貝が至る所に落ちていて、中には活きた2枚貝もいて簡単に採集する事が出来ます。その他にも、ニューカレドニアには美しいビーチが数多くあり、フランス人のお金持ちが所有するプライベートビーチとやらもあります。ホテルの支配人の話では、プライベートビーチはフランス人の別荘の下にあり、バカンスをこのフランス領であるニューカレドニアに来て過ごすのだそうです。その支配人の話では、フランス人の女性は大胆で、プライベートビーチでは、殆どがトップレスで日光浴をしているとの事です。これは見に行くだけの価値があると思い、早速そのプライベートビーチとやらへ車を走らせました。しかし、期待はボーンフィッシュと同じ様に大きく裏切られました。確かに、ビーチは美しいのですが日光浴をしている女性は、まるで昨日釣ったイソマグロの様な腹をした推定200ポンド位のフランス美人?だったのでした。その光景は、まるで日和佐海岸で見たアカウミガメの産卵そのものでした。


フライでイソマグロ

ジギングでのキハダ

レッドバス20ポンド!



探検釣行記TOPに戻る