若狭湾 シーバスサミット2002

2002年11月10日

時岡 達郎

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 今年で3回目を迎える若狭湾シーバスサミット2002(実行委員長 福島 雄一 スプラッシュ)が、福井県の小浜で開かれました。 シーバスサミット?と言っても、日頃若狭湾の小浜周辺でシーバスを狙っているアングラー達が親睦を深め、互いの技量や情報交換の為に集まる単なる飲み会に近いものです。 会場は、スプラッシュのメンバーで、大飯町で遊漁船と民宿を営む福島雄一氏の自宅下駐車場を借りて、前日に即席で立てたテントと何処から持って来たか分からない様なバーベキューコンロがあるだけのシンプルな会場です。 当日は、小浜周辺でシーバスを狙っているクラブメンバー(スプラッシュ、パープルライズ、SFC京都、アウトロー)の他に地元のシーバスアングラーも多数参加しました。 又、オープンスタイルのトーナメント方式で釣ったシーバス1匹の長寸で順位が決められます。

朝のミーティング 松葉ガニのバーベキュ? 松浦氏は、きっちりゲット




 今回は、低気圧の通過と共に寒冷前線が南下してきた為に西よりの風が強く、本命の磯や防波堤には近寄れず苦戦をしいられました。 私もクラブ代表の松浦氏とマリーナ裏の防波堤を狙ったのですが、沖向きのテトラに上がれず不発。 その後は、少し気に止まった和田の地磯を狙う事になりました。 すると、ここでは波の向きとサラシの状態おまけにサラシの上に数匹のカモメが舞っており、シーバスの気配は充分。早速波のタイミングを見てキャスト、予想通り一投目からヒット!いきなり60センチクラスをゲット。 続いて2投目、3投目もヒットがあり一時入れ食い状態が続きましたが、この場所でのサイズアップは望めないと判断した私と松浦氏は、早々に会場へと引き上げたのでした。 ところが、会場には前夜から由良川を攻めたパープルライズの白水健二氏が何と、4.8Kgのスズキを生かしたまま持ち帰ってきました。 話によると、早朝に由良川で釣ったものをクーラーにキャッチシェーバーを付け1時間余りも生かしながら会場へ持ち帰ったとの事で、彼はこのスズキを検量した後にリリースする為に専用のクーラーとキャッチシェーバーを自作して来たとの事でした。 確かに、この時期のスズキは腹に卵を抱いている為、殺してしまうのは大変辛いものがありますが、そこまでしてリリースしようとした彼の努力には頭が下がる思いでした。 しかし、残念な事にこのスズキは検量後リリースを試みたのですが、さすがに時間が経っていたのと、川で釣られた為リリース会場との塩分濃度の違いで死んでしまいました。 けれども、彼の努力と思い入れには参加者全員が感動した事に違いありません。 ストップフィッシングの12時になると参加者が続々と戻ってきました。今回はコンディションが悪かった為、大半がノーフィッシュ。 結果は、4.8Kgのシーバスを生かしたまま会場に持込んだパープルライズの白水健二氏が優勝。2位は前日に三方五湖でリリースしたシーバスと当日釣ったシーバス含めて8本のシーバスと2本のサワラを釣ったクラブ代表の松浦昌治氏が、3位には悪コンディションの中、粘り抜いてシーバスをGETした同じくスプラッシュの仲谷矢巳氏が入賞しました。 お昼の宴会では、地元のシーバスフリーカーも交えて、シーバス談義に花を咲かせました。 又、協賛メーカーの人による新製品紹介のレクチャー等もあり、参加者の関心を引きました。 食事は、バーベキュースタイルが取られ、地元実行委員が用意した新鮮な魚や都会では滅多に食べれない?松葉ガニの焼ガニが出され、「さすがは、日本海!」と言う感じで、参加者は大変満足そうでした。 最後には、恒例のジャンケン大会で豪華賞品を巡って熱い戦い?が繰り広げられました。 又、こう言う時に限って何も釣れなかった人が賞品をGETするものです。 来年もやりましょうー。


パーティ風景 豪華?な表彰式 ジャンケン勝者も

 




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