僕と、魚釣りと、僕の魚釣り(宮崎県)

堀 辰義


 僕が初めて魚釣りに目覚めたのは11歳の頃だと思います。今31歳なので約20年近く、投げては巻く、投げては巻くを繰り返しる訳ですね。 そもそも暇つぶしにテレビを見ていたらルアーフィシングなんて見た事もない釣りをしてるじゃないですか! もうビックリ!! テレビの画面に釘付け!!! 世の中には見てはいけない物、知ってはいけな物、聞いてはいけない物、こんな世界が世の中には有る。11歳の僕とルアーフィシングの始まりです。 それからは、魚釣りの毎日です。 近くの池にはブラックバスは居ないので白転車で2時間かけて釣りに行ってました。 しかし釣れません! 誰に教わる訳でもなく、すべてが自己流。、結局2年間ボーズでした。 13歳の時に初めて釣ったブラックバス、嬉かった。一人で万歳を何回したか分かりません。涙がボロボロでたのは今でもハッキリ覚えています。 それからは今まで以上に魚釣りに、ブラックバスにハマリました。 しかし、よく考えてみれば2年間も続けたもんですよね。ボーズなのに普通はやめますよね。 あの時から、始めてルアーでブラックバスを釣った時の感動のまま釣りをしている訳ですね今現在も! 11歳の時の僕も、現在の31歳の子供が3人いる僕も同じ顔をしていると周りの人は言います!ちょっとウレシイかな?

ブラックバス アカメ ヒラスズキ


 魚釣り!これ程、単純な遊び?は他には無いと思いませんか。子供だろうが大人だろうが男性も女性も関係ない世界、入り口は広くて奥はもっと広くて深い!本当はあんまり考えてないんですけどね、チョットはカッコつけて書いてみたかっただけです。
魚の数だけ釣り方が有ってエサ釣りがいいとかルアーで釣るのがいいとか、それを専門にやってる人達はたぶん自分の今やってる釣り方が1番だと信じてると思います。僕もそうだからです。 結果だけ考えると魚の口に針を掛けて、その魚のヒキを楽しむのが魚釣りじゃないかと思います。エサでもルアーでも魚を掛けてしまえば同じ魚です。 ラインが細いから偉いとか、弱いタックルで大きい魚を釣ったから上手いと言うのは少し違う気がします。
リリースも同じじゃないでしょうか? 傷だらけになった魚をリリースしても本当に生きてるのか疑問を感じてます。家に持って帰って家族や仲間と美味しく食べるのも釣りの一つだと僕は思ってます。 リリースしたから偉いとかキープしたから善くないと人言うのは良いことじゃないと思います。 釣られた魚は釣った人の物だから食べようが逃がそうが釣った人の勝手だからまわりがどうこう言う事じゃないと思います。 僕は魚が死んでいるかもしれないリリースの仕方には反対です。お店では、高くてとても食べられない魚も釣れたりもするし、新鮮な魚が食べらるのも魚釣りの楽しみで、釣り人の特権ではないでしょうか?
頭の良い人は魚釣りはしないかも? 欲しい魚や食べたい魚は買いに行けばいいのだから、昔から釣り人はバカだと言われます。それって最高の誉め言葉だとは思いませんか? 釣りをしている時が世の中で一番(幸せ)なのを自分が一番分かってるんだから凄い事じゃ
ないですか!チョット人袈裟かな?

 僕の釣りは岸釣りです。カッコ良く言うとショアフィシングです。そして、ほとんどが一人です。、理由は色々有るけど一人で釣行します。1週問の内、4日は釣りに行っています。 しかも、マイナーポイントがほとんどです。 毎日、毎日魚釣りの事ばかり考えていて、仕事中にも考えているぐらいです。 天気が良かろうが悪かろうが、体調が悪かろうが釣りには行っています。 去年は風邪をひいていても無視して3日連続で釣りに行ってたら肺炎になって入院するはめになりました。 なのに、退院したその日にまた釣りに行ったけど…
 宮崎のポイントや魚の事を書きたいけど、僕には自慢出来るテクニックやタックル、ルアーなどは全然持っていません。 釣った魚の写真を本に載せてポインはここだ!タックルはこれで、ルアーはこれで決まり!等と紹介するのは僕のキャラじゃないので、書くのはやめときます。 こういう事はメジャーになりたい人に任せておくことにしましょう。
 岸釣りで大好きなのがヒラスズキです。、あと、ヒラマサ、カンパチ、ハマチも大好きですね。ヒラメ、マゴチは食べて美味しいのでかなり真剣に狙っています。 僕はポイントを開拓するのが好きで、人のあまり行かないような所を見つけると、そのポイントに釣りに行きたくて・・・もう大変ですね。 、一人で釣りに行く理由は、ここにが有るんです! 危険を冒してまで釣れるかどうかも分からない場所には、誰も付き合ってくれませんね。 僕には、どっちが賢いかは未だにに分からないですけど・・・。 僕はほとんど一人で釣りに行きますが、仲間でもあり、ライバルでもあり、目標でもあり、兄弟のようでもあり、なんだか分からないけど気の合う二人の友人がいます。この二人がまた笑えるくらい、釣りが大好きで信じられないほど、釣りに情熱を持っていて僕の訳の分からない考えにもチャント話を聞いてくれる?立派な?人達です。 二人を紹介します。 宮本さん、一番の年上で釣りだけでは無くサーファーでもあり、山の花を見に行くのが趣味でもある多彩な人です。宮本さんは近場の魚、ヒラスズキ、スズキ、アカメの情報に詳しくポイントは誰よりも知ってる頼もしい人です。宮本さんの釣りには、まるで職人のような何処までも妥協のない信念がありますね。この人には釣りだけではなく色々な事を教わっています。
上田さんは宮本さんの後輩でもあり、僕にはいい兄貴みたいな存在です。上田さんは大阪に住んでいますが宮崎のボイントに詳しく、ホントに大阪の人?と疑いたくなるような人です。魚釣りの方は一言で言えば柔軟!!ハードからソフトまで常に新しいアイデアを持った人です。頭の回転も、舌の回転もピカイチで上田さんと釣りに行くと、ずっと笑いが止まりません。 この二人には本当に沢山の事を教えてもらってます。 魚が釣れ無くて落ち込んでる時には励してくれたり、勇気をくれたり、自分の経験を話してくれたり、僕にはかけがえのない大切な仲間です。 なかなか三人が揃うことはないけど、何時か何処でもいいから、三人で釣りに行きたいですね。


 本当は宮崎のポイントや釣れる魚の事を書きたかったけど雑誌などに載ってるのでやめました。期待してた人達にはすいません。確かに宮崎には沢山の魚がいます。ヒラスズキ、スズキ、アカメ、デカメッキ、オオニベ、など沢山のルアーで狙える魚がいます。 しかし、何時でも釣れる訳ではないし、宮崎はそんなに甘くはないです。宮崎だけじゃなくて日本中、何処に行っても同じじゃないでしょうか? 宮崎に行ったらいい事が有るとか、ヒラスズキが入れ食いだとか、有りもしない噂を聞きます。県外からヒラスズキを狙いに来る人の中には本当に信じてる人もいます。今は情報があふれてます。雑誌を読んだら釣れそうな気になります。活字マジックってヤツですね。 記事やレポートを書く方も、読者に読んでもらいたいのか、それとも釣り具メーカーに読んでもらいたいのかサッパリ分かりません! 魚釣りが違う方向に進んでるような気がするのは僕だけでしょうか?
 僕は今、チームスプッラシュに籍をおき、チームの皆さんと会報を通じて活動をしています。会報を読んで一番感じる事はメンバー全員が本当に釣りが大好き!ということですね。身近なターゲットを真剣に狙っている人、目標の魚を釣る為に遠征する人、海外に遠征してロッドを振る人、会報を読むたびにスケールのデカサに驚きの連続です。僕にとって会報はメンバーとの距離を縮める大変ありがたい物です。会報によって僕はパワーをもらってます。なによりとても良い刺激にもなります!
今、一番したい事? デカイ魚を釣る事! それもいいけどメンバーと釣りがしたい! 白慢話をしたり失敗談をしたり・・・おそらく魚釣りをしてなかったら絶対に知り合わなかっただろうし、魚釣りの仲間じゃないと分かり合えないと思います。

 始めはポイントなどを書いた方がいいと思ったけど僕中心に書きました。 僕自身の事や僕が最近、思ってる事を書きました。 これから先どうなるか分かりません。釣り以外に楽しい事を見つけてそっちに行くかもしれないし…まず考えられないケド。 たぶん、僕は釣りを続けてると思う、年寄りになっても釣りに行ってると思う。僕に可能性が有る限り、一人でも続けるつもりです。



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