第7回 潮岬オフショアートーナメント

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2002年6月9日

中西 啓之

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 第7回 潮岬オフショアートーナメントは、ベタナギの快晴の中、約100名の参加者で開催されました。
 AM4時になるとまだ薄暗い中、車からぞろぞろと参加者が出てきました。 タックルをセットする人、ドラグを調整する人、最近の串本の釣果を久々に会う釣友と話をする人等、様々でした。 私は、周りの人のタックルやセットしているルアーが気になり横目で観察をして、今日のゲームの作戦を組み立てていました。 気になった参加者のタックルは、キャスティング用には南の島で使う様な大型のGTホッパー、ジギングには300g前後のジグをセットし、こことばかり一発大物をチャッチしてやろうと、気合の入った人が多くいました。潮岬の朝一番の釣りは、それだけ期待させるものがあるのですョ! 私というと、第一回から度々参加させてもらっているものの、本番になると大型魚をヒットさせてもバラシ、ラインブレイクなどの痛い思い出ばかりです。
 AM5時30分、大会の開催宣言とルール説明が行われ、大会実行委員長でクラブメイトの宇井晋介氏によるミーティングと続きました。 前日のプラクティスの釣果ではシイラは沢山岬前にいて、メジロ・キハダマグロなど大型青物も数多くヒットしたとの話しでした。 こういうワクワクする様な話しを聞かされると、釣りを始める前から、参加者全員気合が入ります。 トーナメントは出船前のこの緊張感がたまりません。

出船準備中 全開で目的のポイントへ 灯台前のポイント

 AM6時過ぎのスタートフィッシングで一斉に各船はシイラ狙いで岬前のコメツブ・オオクラに向かって走り出しました。全船全開です。 しかし、先に着いた船は、何本かシイラをチャッチしたものの、私達の乗った船が着いた時には、シイラも船の多さでか、すっかりスレてしまい、なかなか口を使ってくれません。 そんなハイプレッシャーの中、同船者で串本トーナメントに1回から7回迄全て参加の長堀さんがうまくグッドサイズのシイラをヒットさせました。急潮の中、強引に船縁まで寄せてきたのですが、船には大きなシイラをすくうランディングネットが用意されておらず、仕方が無いので無理に抜き上げようとしてバラシてしまいました。(チームメイトとしては、大変残念です)
それからもキャスティング、ジギングと次から次へと移動を繰り返しましたが、海からの答えは帰って来ませんでした。(即死状態) そうこうしている間に、時計の針は、もう11時をまわっていました。皆、諦めのムードの中、最後の1時間はオオクラ沖が一番魚の活性が高いと判断し、ラストの1時間はここで粘る事になりました。 オオクラ沖は引き潮がキツイ為か、波が逆立っていて足を踏ん張っていなければ立っているのも大変でした。 そんな状況の中でクラブ代表の松浦さんが、ジグで大型のツマジロモンガラをGETしました。 これを見て、思考を変え、皆がシイラ狙いのキャスティングの中、最近足摺岬沖でブリを3連発した桜花ジグ300gを根の荒い底まで落し込みました。 そして、20m程ジャークしてくると遂にヒットしました。マグロ・カツオ類独特のビリビリした手応えで上がって来たのは、キメジ(キハダマグロの若魚)でした。 それからまもなく、ストップフィッシングになってしまい、残念ながら船中では、この1匹だけがエントリーできる唯一の魚になってしまいました。
 陸に上がって、審査会場のハカリに乗せると、2.3キロと小さなサイズでしたが、この日は全参加者の釣果がよくなくて、他魚の部門5位にぎりぎり入賞する事ができました。 おかげで、この大会で初めて抽選以外で賞品を頂く事ができました。 表彰式は、海中公園内のレストランにて参加者全員でバイキング形式の食事の後、入賞者が発表され楽しい抽選会も行われました。他の大会には無い、和気あいあいとした和やかなムードの中、今回の大会も無事終了となりした。 大会委員長の宇井晋介さんを始め、地元大会スタッフの皆様、大変お疲れ様でした。これからも末永くこの素晴らしい大会を続けていって下さい。来年も必ず参加しますからネッ!
皆さんも1度エントリーしてみては如何でしょうか?意外性のあるのが、この潮岬オフショアートーナメントだと思いますヨ!

この日、2位のシイラ 松浦氏のツマジロモンガラ




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