2003年トカラ





伊原 宗義

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 今年の5月24日から27日の4日間、久しぶりに遠征に行ってきました。場所は、トカラ列島です。 以前に、スプラッシュで行く計画があり、楽しみにしていましたが台風で中止になり残念な思い出の場所です。 今回は、スプラッシュのメンバーでそしてシーゲートの代表でもあります鳥越氏に誘っていただきました。 同行メンバーは、私を入れて9名、私以外は、シーゲートのメンバーです。そうですちゃっかりとシーゲートのトカラツアーに便乗してしまいました。これで心配なのは、天候だけやなぁと思っているとやっぱり生まれちゃいました・・・・・・台風 
またやーと思いながらも出発当日を迎えました。

 伊丹空港に集合し、奄美大島へ出発しました。我々8名のおっさんを乗せた飛行機は、順調に飛行を続け予定どうりまもなく到着というところで飛行機がかなり揺れだしました。不安的中です。ふと窓をみると海が見えました。凄い波です。予想していましたが、全員絶句状態です。とにもかくにもその後、無事到着しました。 空港には、今回お世話になるワールドマリン奄美のスタッフの方々が迎えに来てくれていました。お出迎えのスタッフのなかに福井さん、ウッキーの姿が見え、ミーハーな私は、奄美にきたんやなーと到着後初めて感じちゃいました。
 ワールドマリンに到着し現地の状況を聞いてみると大荒れだが、明日からは、じょじょに波、風ともに落ちてくるということなのでなんとかトカラへ行けるでしょうとのことでした。とにかく予定どうり明日の早朝、出発できると聞き、一同一安心です。安心すると腹が減り、現地で合流したM氏と共に食事へと出かけました。その後、近所でライトタックルで遊ぶ予定でしたが、荒天候の為、断念し明日からの船中泊にそなえ、タックルの用意や点検をすることにしました。 その夜は、近所の居酒屋で夕食をとりました。お酒のせいもあり凄く盛り上がり、楽しい時間を過ごしました。 その後、明日にそなえ早めに就寝しました。 しかし興奮しているせいか数時間で目が覚めてしまいました。外にでると鳥越氏やU氏の姿が、見えました。明日の天候が心配で眠れないのこと、外は、凄い風と雨です。 私も心配になり、しばらく三人で外を眺めていました。しかし知らないうちに寝てしまい、そして朝をむかえました。

 部屋を出てみると、雨は、やんでいます。風も昨夜よりは、おさまっています。やったねと思いながら港へと向いました。 港には、今回乗船するワールドマリン5号艇が待っていました。期待と不安をのせ、さあ出発です。外海にでるとまだかなり波がありますが、このぶんなら行けるというスタッフの石川君と田代君の嬉しい一言。数時間の船旅でトカラ列島に到着しました。
 GTタックルを持ち待ってました皆、釣り開始です。しかしまだ波も高く風も凄く思ったポイントに入らない。そんな中、シーゲートのメンバーのポッパーにドカーンと2回出ましたが残念ながらヒットには、いたりませんでした。
 GTタイムが終わり、次は、ジギングタイムです。しかし潮がよくないみたいでノーヒットです。嫌ーな感じが漂い始めたなかN氏に待望のヒットです。小さいながらもイソマグロです。この1匹でふたたび全員が盛り上がりました。そんな中、私にもコッとアタリが・・・  あわすとガツンと強烈にきましたがすぐにバラシ・・・泣  お約束どりやなぁと苦笑いしてしまいました。 その後アタリもなく沖へ移動しました。 潮目を見ると凄い鳥山です。 キャストすると小型ですがキハダ、カツオが入れ食いです。周りは、鳥山だらけです。 さすがトカラや潮が悪くても凄いと感心しているとこのカツオ群れの下にイソンボのデカイ奴がいるよっとスタッフの一言で、あわててジグを落とすとガツン、ギューンときました。 よっしゃーと叫びさあファイト、しかし、しばらくしたらリールからゴリッと嫌な音が・・・ その瞬間スプールが逆転してテンションが緩みフッと軽くなりました。 またまたバラシ・・・泣  おまけにリールのメインギアがとびました。あー借り物なのに・・・泣(畦田さんごめんなさい)
 その後は、シーゲートのメンバーが冗談で投げたルアーにウミガメがヒットしたりとおもしろいことがありましたが、狙いのGTとイソンボは、残念ながらノーヒットでした。 この日の夜は、宝島の港に停泊しました。

 2日目、あいからわず波も高く風も強い。 しかし、たっぷりと寝たので体調は、ばっちりです。 皆で、今日こそは、釣るぞと気合をいれました。 しかしその気合もむなしく時間が過ぎていました。 午後からは、思いきってポイントを大移動しました。 2組に別れ船首は、GTのキャステイング、船尾は、ジギングと交代で攻めていきました。 そして私が船尾から船首組のポッパーを眺めているとドッカンーとGTが出ました。かなりデカイ奴で数分のファイトで痛恨のラインブレイク、その興奮も冷めやまぬ頃にまたまた別のメンバーにもヒットしましたがこれもでかくてバラシです。  うおー!!トカラのGTは、でかすぎると皆は、興奮状態です。 そんなうちにいよいよ私も船首に入りました。 船をポイントに流しながらキャストを繰り返し、そろそろでそうやなと思いながらポッピングを繰り返していると隣でしていたM氏のルアーにドッカーンとデカイGTが出ました。 うぉー凄げーと思っているとなんと私にもドッカーンと出ました。ダブルヒットです。2人でしばらくファイトしてましたが、M氏の方は、かなりのサイズらしく痛恨のラインブレイクです。残るは、私一人です。しかしなかなか弱ってくれません。腰は、痛いしもうバテバテになってきて皆に笑われてしまいました。ドラグが鳴りっぱなしでしめてもしめてもラインが出て行きます。これは、絶対にでかい、40キロオーバーやと思いながらやっとのことで浮いてきました。 しかし思ったより小さい・・・?なぜ? と思いながらも体は、バテバテでふらふらです。 計ると24キロ、しかし、久しぶりのGTで大満足です。そしてなによりも嬉しかったのは、
シーゲートの皆が、自分のことのように喜んでくれたことでした。鳥越さん本当にいいクラブですね。釣りをしていて気持ちがいいです。これからもいいお付き合いしてください。 すいません話が脱線してしまいました。 記念撮影を済まし、リリースを済ませタックルの点検をしているとリールのドラグのノブの位置がおかしいことに気が付きました。分解してみるとな、なんとドラグワッシャーが2、3まい足りてないではないか・・・笑   これじゃあなんぼドラグしめてもあかんがなーと笑われてしまいました。どうりでなかなかよってこないはずだと反省です。  こらー、○マノちゃんとチェックしてから売らんかーい・・・怒   買ってから5年も気がつかんかったわ・・・笑 
そんなトラブル?もありましたが、なんとか今回のトカラツアーでの初GTのキャッチに船中のボルテージは、一気にレッドゾーンへ突入し皆のキャストにも熱がはいります。私は、余裕をこいて休憩していました。しかし、ドラマは、まだ始まったばかりでした。
再びポイントへ戻り、流し始めるあっちでドッカーン、こっちでドッカーンと凄いとになっている。でも、サイズがでかくてバラシの連続です。しかしさすがシーゲート、やってくれました。なんとトリプルヒット・・・!それも3匹ともでかそうでです。 しばらくして1匹が、バラシ! そして、H氏のGTが浮いてきました。でかい!!  そして圧巻は、残りのもう1匹です。このGTを釣り上げたのは、シーゲートの若手NO.1の学生君です。けっして大きくない体ですが全身を使いGTの強烈な引きにたえ、ロッド弾力をいかし、よせてくる、そして無事ランデングしたのは、41キロ!初挑戦でこのサイズです。しかも彼は、釣りのセンスは、抜群です。上手い! 二十歳そこそこでこの腕前!将来が楽しみですね。 ちなみにこのGTは、40キロオーバーでは、ワールドマリンの最年少記録となりました。おめでとう。 そしてH氏のGTも38キロ! 甲板に横たわる2匹のGTを見て鳥越氏が一言、なんていかついところやここは、!  そう思ったのは、多分、彼一人では、なかったと思います。 この日は、好調でその後もヒットは、続きましたが、残念ながらキャッチには、いたりませんでした。 この日は、悪石島の港に船中泊です。温泉に入りそして食事です。おおいに盛り上がったのは、いうまでもありません。

 3日目、いよいよ最終日です。 この日は、昼までには、奄美に帰らなければならないので数時間の釣りです。 昨日にばらして、くやしい思いをしたメンバーやノーヒットの方々も最後のチャンスで必死にキャスト! そんななかで昨日にバラシで悔しい思いをしたN氏にヒット。終始落ち着いたファイトの末、ゲットしたGTは、33キロ! 限られた短い時間のワンチャンスをものにしたのは、お見事! そして我々のトカラは、終わりました。


PS. 帰りの機中でシーゲートのメンバーが一言。 次は、船中7泊やなあ!




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