ビワコオオナマズ釣りに行って来たよぉ〜♪


浅井 啓司

・2002年6月26日(水)月齢15.1(満月は前夜)  天気 雨/曇  風 ほとんど無し

・釣り人一行: 松浦昌治、櫻井由隆、本人(三名)

・目的地: 滋賀県今津町琵琶湖木津浜


【いきなしの電話】
 24日の静かな夕暮れ時に、いきなり鳴った携帯電話から、この物語は始まった。  運転中の私は、そのままでは電話に出られずハンドフリーシステムを携帯電話に繋ぎ、折り返し電話をかけた。 電話の相手は、松浦昌治氏(スプラッシュ代表)だ。 明日、明後日と連チャンでビワコオオナマズ釣りに行こうと言うお誘いだ♪ 生憎、翌日は仕事の都合で行けない・・・明後日だけを仮約束して電話を切った。 今シーズンはこれがビワコオオナマズの初戦だ! 今、車で向かっている仕事の会議の内容より、随分長い間、仕舞い込んだままになってるビワコオオナマズのタックルの方が気掛かりになって仕方が無い。 そして、こういう時に限って会議が紛糾して長引くもんなぁ・・・ 

【26日午後・ビワコオオナマズの顔が見たい♪】
 26日は、朝から雨模様の天気だが、風はあまり無い。 雨さえ止んでくれたら良いビワコオオナマズ釣り日和になりそうだ♪ 仕事は、すでに段取り済み?で、タックルも準備万端だ♪ 気持ちは段々と高まって、すでに琵琶湖に立ち込んで居るし・・・   そして、夕方、最終的に本日の釣行にGO!サインが出た♪ 但し、現地で天候が優れなかったら、中止して帰って来ることも有るかも!って、条件付きながら・・・
 そして、本日のタックルだが、私のタックルは、バス用のフィリッピング・ロッドに大き目のバス用ベイトリールだ。ラインはナイロン16lbsを約130m程巻いてある。 ルアーは、3/4ozバイブレーションルアーと大き目のシーバス用のミノーだ。 松浦氏は、バス用の7.6ftのクランキングロッドにアブの6500BRだ。 電磁ブレーキの付いたこのリールは当時は最高級モデルであったと記憶しているが、松浦氏の6500は電磁ブレーキが壊れたままのようなので、重いだけのやっかいモノになっている。 ライン、ルアーは私のと同じような内容だ。 櫻井氏は、オフショアタックルのスピニングで、ルアーはミノーをメインに使っている。

【そして、現地は雨だった・・・】

 仕事で少し遅くなった櫻井氏と松浦氏を乗せたラブワゴンが到着したのは、午後11時を回っていた。 気になる天気は、湖西バイパス後半ぐらいから雨が降ってきた。 雨脚は北上と共に強くなるが、時々止んでいる事もあるから、諦めきれずに北上を続ける。 中止が頭をよぎるのか、いつもなら早めに寄るコンビニでの食料調達(松浦氏と私は、釣行時には、何故かおやつやデザートも買ってしまう♪)にも寄らずだ! 結局、今津まで来て、雨の中、最後のコンビニで買い物をする。(もちろん、おやつも♪) 買い物をするまでは、悩みの有った松浦氏も出費をしたので、フンギリが付いたのか、すっかり雨を覚悟して、やるきマンマン状態になった!
 湖岸に車を止めた時は、ヒドイどしゃぶりだった! でも、もう今回分の食料を買った松浦氏はスゴイ! 少し小ぶりになった時に、気合一発!車を飛び出しウェダーに着替え始めた。 当然、私たちも松浦氏に続く・・・スタートフィッシングは、27日のAM1時だった! 雨の割には、対岸や琵琶湖バレイの灯りも良く見えている。 なんか複雑な天気と言うか、局部的にここだけ降ってるの?ってカンジでもあるし・・・誰だ!祟られてるヤツは!? 雨ニモ負ケズ、闇ニモ負ケズ、オバケノ恐怖ニモ負ケズ! ひたすらロッドを振るが、魚一向にアタらず。。。 ただ、雨と湖水が我を濡らすのみ・・・なんて、状態が延々と続く。 ヒットのバラシすら無い! アタリ?だってウイドウ?って言うぐらいなモンだ。 外道のバスやイワトコナマズ、ナマズ、ニゴイ、ハスなんてのも全然来ないし。

【日はまた昇る!】


(参考 全長 118cm)
 気が付くと、東の空が明るくなって来ている。 雲が厚いせいで気付くのが遅かったが、もう、そろそろ夜明けの時間だ。 一旦明るくなったの気付くと、どんどんと周りが明るくなって、景色も見えてきた。 終わったな! 全員ボーズで撤収しようとなった。 いつの間にか、雨は上がって静かな湖面になっている。 寒いからと早速着替えに上がった櫻井氏が空けた場所に、松浦氏が未練たらしく入ってキャストをしている・・・
     「ヒットォォォオオオオ〜〜〜〜!!!」
見ると、大きくロッドを曲げて引き摺られているではないか! 雨だったのでカメラは持っていなかったので、慌てて車まで取りに戻ろうと思ったが、松浦氏がサポートに来てくれと叫んでいる。 琵琶湖の中をモタモタと松浦氏の横に到着した時は、魚はストラクチャーから離れてうまく岸の方へ動き始めたところだった。 動き始めると松浦氏が上手く寄せ始め、手前まで来ての最後の一暴れを上手くこなして(ホントはチョットのされてたけど・内緒♪) 岸際までもって来たところを、私がハンドキャッチ。 櫻井氏も声に気付いて戻って来てくれていた。
 明るくなっているので、撮影もしやすく、一杯写真を撮って優しくリリースした。
 それにしても、流石は松浦氏だ! 粘り勝ちだなぁ〜。 おっと、もう終了宣言後の魚なんで、無効だって!? と、言う櫻井氏と私の気持ちが複雑に混ざるが、やっぱ、ビワコオオナマズの顔が見れたので、メチャ嬉しい♪









おいおい、まだ捕まえているのかよぉ〜。。。
放すのが惜しそうに いつまでも戯れてるなぁ〜
(ホントは、羨ましい。。。 そして、それを見透かす
かのように、更になかなか放さないヤな松浦氏)



そして、リターン・マッチへ行こうと帰りのラブワゴンの中では、企てられていたのだった・・・




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